エスニックのランチ一覧

チキングリーンカレー 四谷見附交差点を渡り、新宿通りを四谷三丁目方面へ。二つ目の路地を左に。この辺り、一本中に入ると閑静な住宅街で、緑が目に優しい。右手にたいやきの名店「わかば」、その斜向かいに位置するのが、タイ料理レストラン「ジャスミンタイ 四谷店」だ。

 ウッドデッキのテラス席を見ながら店内へ。天井が高く開放的であると同時に、ウッディーで落ち着いた空間だ。タイ人の大工が手掛けたというだけあって、細部に至るまでオリエンタルなタイの雰囲気を再現。それが自然とこの街になじんでいてうれしい。

「ジャスミンタイ」のランチメニューから ランチの一番人気は、見事なまでに美しい「チキングリーンカレー」。口に運ぶと、ココナツミルクが織り成すまろやかで優しい味が広がり、時間差でさわやかな辛さが訪れる。鶏肉のほか、ナス、タケノコ、ピーマンなど野菜たっぷりで、食感の違いも楽しい。フレッシュでありながら、実に深い。そんな逸品だ。

 さらに強調したいのは、ご飯である。香り米とも呼ばれるタイの最高級品「ジャスミンライス」を使っているのだ。ぱらっと粒離れが良い一方、インディカ米としては粘り気もあるので、特に日本人には好まれるという。甘みがあってそれだけでも十分楽しめるが、やはりタイカレーとの相性は格別である。

DATA

ジャスミンタイ 四谷店
新宿区四谷1-17 後藤ビル1F
03-5368-1091

「シシ ケバブ」と「タヴック シシ」 新宿三丁目駅そばの「イスタンブール 新宿店」を訪れた。日本初のトルコ料理専門店だという。

 トルコ料理といえばコレ、ということで、「シシ ケバブ」と「タヴック シシ」を注文した。前者がラム、後者がチキンである。

 このラム、なかなかいい。柔らかいのに歯ごたえがあって、肉そのものが味わい深い。チキンもジューシー。スパイスを使いつつもあっさり味でクセになる。

 驚くのはどちらもワイルドなのに上品なこと。なるほど、女性ファンが多いはずである。毎週水金土には、ベリーダンスショーも開催されるとか。

DATA

イスタンブール 新宿店
東京都新宿区新宿3-8-2 クロスビルB1
03-3225-4080

海南鶏飯 山手通りを一本入ると、閑静な住宅街が広がる上目黒3丁目。その中に佇むように一軒のレストランが建っている。シンガポール料理店「Five Star Cafe」だ。築45年の町工場を改装し、現地の食堂を再現した空間は、どこか懐かしく、それでいて気持ちいい。

 看板メニューは「海南鶏飯」。この店の「海南鶏飯」、いったいどこがすごいのか? 第一に鶏のゆで加減である。国産生肉の一番おいしいモモ肉のみを使い、肉の厚さや形、その日の温度や湿度によっても、ゆでる温度と時間をコントロールするという。結果、鶏そのものの味の濃さが際立った、さっぱりとした海南チキンに仕上がっている。

 第二にソースである。しょうが、チリ、ブラックソイ、3種のソースはいずれも手作り。中でもブラックソイソースが素晴らしい。ポイントは、じっくりとローストしたネギが入っていること。インパクトがあって、鶏とよくマッチする。そして極め付きは、ご飯である。タイのコシヒカリともいわれる「ジャスミンライス」を鶏の煮汁で炊き上げたチキンライスだ。これを食べて、タイ米に対する認識が一変した。炊いたとは思えないほど、実に香ばしい。シンプルで、すっと入ってきて、食べ飽きない。冷めてもおいしい。

マレー風ブラックカレー もう一品、チキンライスと相性抜群のランチを紹介しよう。「マレー風ブラックカレー」。小エビの発酵調味料と、たっぷりのココナツミルク、各種スパイス、マレーシアの発酵バターと中国しょう油が隠し味だ。このカレーも相当に奥が深い。

DATA

Five Star Cafe
東京都目黒区上目黒3-12-4 1F
03-3760-7028

高麗漢方参鶏湯 東新宿駅から大久保通りを大久保方面へ。コリアンタウンに上陸である。せっかくだから韓国料理が食べたい。そこで話題の参鶏湯専門店「高麗漢方参鶏湯」へ。店名を冠した看板メニュー「高麗漢方参鶏湯」をいただく。

 グツグツと音を立て泡を立て、参鶏湯が目の前に運ばれてきた。塩を適量入れ、鶏を崩し、器に。スープをひと口、「うーん、染み渡る」。鶏肉は別途小皿に取った塩を付けて食べる。「うっ、うまい」。

 高麗人参、鹿茸、クルミ、松の実をはじめ、30種以上の材料を約8時間煮込んだ漢方スープと、韓国から取り寄せた参鶏湯専用若鶏の組み合わせは、さっぱり淡白でありながら実に深い。これを食べない手はない、強くそう思った。

DATA

高麗漢方参鶏湯
東京都新宿区大久保2-32-3 リスボンビル2F
03-3207-3323

ナシチャンプール インドネシア料理も今やすっかり定着した。ただ、レトルトのナシゴレンがスーパーに並ぶような状況って、ちょっとどうなんだろう? 本当のインドネシア料理のおいしさを知らないまま、「こんなものか」と見切りをつけてしまうなんてもったいない。

 だから今回は、インドネシア料理の、本当のおいしさを教えてくれる店を紹介しよう。渋谷インフォスタワー横にある「アユンテラス」だ。

 まずは土日祝限定の「ナシチャンプール」(白いごはんにボリュームのあるおかず5品の盛り合わせ)から。見た目も鮮やかなおかずは、左から時計回りで「サテ」「タフトロール」「ガドガド」「クルプックウダン(えびせんべい)」「ウダンブラード」の順に並ぶ。「タフトロール」は豆腐の入った揚げオムレツ。サクッとした食感と軽さがクセになる。「ガドガド」はゆでた野菜のピーナッツソースサラダのこと。野菜がシャキシャキで楽しい。エビの唐辛子炒めにトマトソースを合わせた「ウダンブラード」は、プリプリのエビとさわやかな酸味が特徴だ。

ナシゴレン 続いては、平日ランチの定番「ナシゴレン」。真ん中に載っているのは、アボンと呼ばれる牛肉のでんぶとココナツ。揚げた赤タマネギはアクセントだ。たっぷりのエビとチキンが入ったパラパラのご飯は、軽快でありながら実に優しい味がする。添えられた「サテ」もジューシーでうまい。

DATA

アユンテラス
東京都渋谷区桜丘町20-12 Le Quaritier桜丘1F
03-5458-9099

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