三越前のランチ一覧

Bistro Esprit

ミートソース 三越を背にしながら、老舗ひしめく室町仲通りを真っすぐ進み、昭和通り手前の十字路を左へ折れると、はためくフランス国旗が目に入るはずだ。そのビルの地下1階に「Bistro Esprit」(ビストロエスプリ)はある。

「ビストロ」と名乗るだけに、家庭的なフレンチがリーズナブルに楽しめるが、それだけではない。シェフ手打ちのパスタが人気なのだ。イタリアンでの修業経験もあり、自ら麺好きを公言するシェフが毎夕方手打ちし、一晩寝かせてから供される「手打ちパスタセット」は、一日限定20食、週2回ソースが入れ替わる。写真のミートソースは、生クリームを加えたことでまろやかさが増し、ローズマリーの香りが食欲をそそる逸品。もちもちした生タリアッテレの食感がたまらない。

ランチコース 「ランチコース」は、前菜、メインディッシュ(肉または魚)、デザート、自家製パンまたはライス、ドリンクという構成。この日の前菜は「茄子のマリネ 生ハム添え」、メインの肉料理は「チキンソテー ペッパーソース」、デザートは「カボチャプリン」だった。かむほどに味の出るチキン、バルサミコの酸味がすがすがしい前菜と、どれも納得の味だが、中でも素晴らしいのは一皿全体での塩加減だ。強過ぎず弱過ぎず、決してしつこくない。それでいて魚のローストなどを食べてみると、表と裏の塩の振り方の違いがよく分かる。

DATA

Bistro Esprit
東京都中央区日本橋本町1-4-3 ヴィラアート日本橋B1F
03-3231-5223

利久庵

納豆そば 東京の人の、そばに対するこだわりは大変なものがあるが、結局のところ、そばの名店の条件とは、うまいことは当然として「気軽に入れて、いつ行ってもいつもと同じ味が楽しめる」ことではないか、と思う。

 そういう店は、どこも店員さんがこざっぱりしていて、だれからも愛される定番メニューを持っているものだ。神田須田町「まつや」の「ごまそば」、人形町「松竹庵」の「たぬきせいろ」、そして今回ご紹介する日本橋室町「利久庵」の「納豆そば」である。

利久定食 「利久庵」のそばは、御前粉と呼ばれるそばの実の真ん中の部分のみを使った更科そば。白みを帯びた細い麺は、のどごしがよくコシもある。この更科そばが納豆とよく合うのだ。昼時ともなると、日本橋界隈の味にうるさい女性客の8割以上が注文するという「納豆そば」は、納豆、生卵、削り節、カイワレ、海苔と更科そば、甘さ控えめで飽きのこないつゆが渾然一体となって絶妙の味わいを醸し出している。

 そば同様、定食にもこだわりが感じられる。店名を冠した「利久定食」は、ぐつぐつと煮えた和牛すき焼きの中に"焼き餅"が入ったボリューム満点の一品。福島産コシヒカリ100%の炊きたてご飯は、お代わりもできてうれしい限り。

DATA

利久庵
東京都中央区日本橋室町1-12-16
03-3241-4006

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