万年橋を渡り、東劇ビルの裏手の路地を入る。新橋演舞場の程近く。最初は見つけにくいかもしれないが、一度訪れてしまえば、分かりやすい場所である。店の名は「CaliCari」、インド料理レストランだ。
階段を下りると、そこは高さ約6mの吹き抜け空間。キャンドルランプを使ったオリジナルのアンティーク調シャンデリアが、ウッディーな店内を柔らかく照らしている。地下とは思えないほどの開放感、まさに隠れ家と呼ぶにふさわしい。
CaliCari」のランチは、A~Dの4種とバイキングから成る。メインはいずれもインドカレー。連日複数のカレーが用意されるが、中でもおすすめは「大地の息吹きカレー(季節の野菜入り)」。福岡で専業農家を営むオーナーの実家から送られてくる「自家製有機野菜」を前面に打ち出した、飛びっ切りの野菜カレーだ。
驚くほど「すーっ」と、体に入ってくる。まろやかなルーと時間差で、野菜が強烈に主張し始める。ニンジン、ブロッコリー、ピーマン、ナス、トマト、ホウレンソウ。それぞれの甘み、それぞれの食感。すべての野菜が生き生きとしている。そして、いつの間にかさわやかな辛さが訪れていて、汗がじわっと来る。実に見事な、また注文したくなる野菜カレーである。